DOG ON THE BEACH

A season passes. A castle can be seen. Where is a soul without a wound ?

Month: January 2009 (page 2 of 2)

緒川たまき、再び。

 僕の中で緒川たまきブームが再燃。ブームったってここ数日の話だが。先日時効警察の第三話を観ていて段々とまた気になってきて Youtube その他で色々を漁ってみたのだった。以下に羅列する。

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文學ト云フ事 1994年にフジテレビで放映された番組

「蓼喰う虫」谷崎潤一郎

「箱男」安部公房

「斜陽」太宰治

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i・z 1997年頃のインタビュー番組

前編

後編

土曜ソリトン B-SIDE 1995〜1996年にNHKで放映された番組

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番組オープニング

コーナーオープニングA

コーナーオープニングB

コーナーオープニングC

 物凄く90年代な雰囲気である。80年代のよりもやはりこっちの方が好きだな。80年代の雰囲気にはどうやっても乗れない。番組名には微かに覚えがあるが、当時は緒川たまきを知らないし高野寛には興味がなかったので観なかったのだろう。しかしオープニングだけではなく番組を全部観てみたいなと思って更に探したら一回分だけ在った。それはYMOの特集回であった。再生リストとして組まれていないので、youtube サイトの右側の関連動画リストに表示された続編を適宜観られたし。

 その他に、インタビュー記事などを彼方此方読み漁っていたのだが、この人の持つ趣味嗜好も何だか良いなあ。

雑感

 何だかどうも、宜しくない連鎖を孕んだ空気を彼方此方で感じる。それは僕自身の中にも在る。去年の暮れ辺りから、僕はどうやら人生単位で漠然とした後悔をしているようだ。漠然としているところが厄介でもあり、救いでもあるのだけれど。今現在の自分には何ら意味も価値も見出せない、というような事を考えている事からして既に駄目なのだな。自分の心の裡に潜む闇を見つめてはいけない。大抵は酷い状態にまで落ちてしまうし、そもそも其処には何も見つからないのだから。
 暫くの間、ふらふらしていよう。考えなくてはいけない事はたくさん在る。でも僕という矮小な存在は情けない事にそれを受けつけないのだ。反省するなら今がその機会であるのだろうけれど、そう一度には消化しきれない。本当にちょっとずつしか前に進んでは行けないのである。昔、知人の母上と話す機会があって、どういう話の流れであったのか全く覚えていないのだが、彼女はこういう事を言っていた。「嫌な事なんて、放って置いても向こうから勝手にやってくるんだから、私は出来るだけ楽しい事だけを考えるようにしてる」バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタが好きだという、強い女性であった。
 誰かの苦渋に満ちた顔ではなく、笑っている顔を思い浮かべよう。美しく愛しいものに囲まれる自分を思い浮かべよう。想像力とは、こういう時にこそ使うべきなのだろう。ふわふわと浮き足立っている自分自身の姿が、いつしか僕を救い出してくれるような気がする。

 そんな感じの、非常に消極的な、僕の年頭に於ける抱負である。

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