キリンジの堀込泰行のソロ・プロジェクト。キリンジの音と比べてそんなに大きく違っていないところを見ると、実は弟泰行が殆ど作っていたのだろうか。全体を通して聴いてみれば、やはり先行シングルとして発売されている「燃え殻」と「センチメンタル・ジャーニー」が秀逸である。「センチメンタル・ジャーニー」などは、ナイアガラ・トライアングル辺りの要素を色濃く取り入れているなあ。と思っていたのだが、アマゾンのレビューを読んだりすると、その存在は日本のソフトロック(初耳だったが)の範疇に入るとか。そんなもんかなあ、と読み流しつつ Elvis Presley のカヴァー「 I Want You, I Need You, I Love You 」を聴いている。ギター一本で、ただ好きなだけで歌っているような感じで、良い。