アートファンドは、不動産、貴金属、国債などへの投資と同様に、アートを対象に投資する金融商品です。基本的な仕組みは、投資家は出資し、ファンド運用会社やファンドマネージャーがその資金を運用し、得られた利益は投資家に配当されます。
 単純に言えば、値が上がりそうな有望な作品を購入し、売却したときに生じる差益を配当するシステムです。また、直接、アーティストに対して制作資金を投資して、その売却益を得るという方法もあります。(和田)

小山登美夫著『現代アートビジネス』アスキー新書 2008年 p.140