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空見坂: 実際にそういう名前な訳ではない。僕が勝手にそう呼んだだけである。西日暮里の駅から続く緩やかな坂道。左側は更なる高台になり、右側の大きく開けた空の下に山手線の路線が走る。この写真を眺めながら思ったのだけれど、この坂道は朝焼けとか夕焼けの時刻にとても素晴らしい眺めになるような気がする。坂道の在る暮らしって良いなあ。

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蜜柑坂: これまたそういう名前な訳ではない。夏蜜柑だと思うのだが、よく実っていた。この写真を撮る少し前まで、僕より少し若いツーリングの途中であろう自転車に乗ったカップルが、この木の下で記念写真を撮っていた。何故こんな場所で、とも思ったのだが、僕だってしっかりと写真を撮っているのだから人の事は言えない。何となくだが、あのカップルはブログを運営していて、このネットの何処かにこの蜜柑の木の下で撮られた写真が掲載されているような気がしてならない。もしそうだったら少し楽しい。

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空見専用椅子: どう見ても室内用の事務椅子が、捨てられているのではなく、置かれていた。想像するに、近所に住む或る老人が、毎日高台からの空景を眺める為に何処ぞから引っ張ってきたのだろう。春夏秋冬、晴れた日の午後には、水筒を持参した老人がこの椅子に腰掛けて日がな一日空を眺めているのだ。この季節では、透明な空の色の微かな変化や、散りゆく落ち葉の軌跡を幾重も眺めて過ごしているのだろう。そういう老後って良いなあと、憧れたりする。

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ジャングルボール: 坂道を登り切った場所に或る公園。その中にこれまで見た事のない形状を持ったジャングルジムが在った。まるでサッカーボールのようである。公園内には三組ほどの家族連れが遊んでおり、彼らの面前でいい年した男がジャングルジムに挑み掛かる姿を見せるのも何なので、眺めるだけにしておいた。形状を観察してみれば、大人であればまだしも子供にとっては非常に登りにくいジャングルジムではないだろうか、などとどうでも良い事を考えていた。

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田端駅: 線路の反対側にはもっと立派な駅舎があるのだが、僕はこっちの方が好きだ。この、何というか見事に冴えない感じがとても良い。窓らしきものは塞がれているわ、電気配線は露出してるわ、入口の横には堂々と見窄らしい倉庫が在るわで都心に或る駅だとはとても思えない。しかしそれが良いのである。毎朝毎晩、この駅を利用して通勤するのは一体どんな気分なのだろうと想像して、また楽しい気分になった。

 この区間には商業的な施設が少なく、それ故に閑静であった。競争や顕示欲の磁場から逃れた空間を歩くのはとても気分が良いものである。