DOG ON THE BEACH

A season passes. A castle can be seen. Where is a soul without a wound ?

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Candela / Vessel

 去年買って暫く使っていたのだが、充電に時間がかかるのと、何かしら作業的な事をする際には暗くて不便なので、久しく使っていなかったキャンデラをまた使い始めた。前述のように不便な時(夜にアイロンかける時とか本を読む時とか)もあるが、やはりこの灯りは落ち着く。この灯りというか、この光量が。
 蛍光灯の光なんて大嫌いである。僕の部屋は一番明るい光源でも裸電球だ。100Wは無駄に明るい。60Wも少し気になる。40Wで十分な気がする。でも40Wの電球はなかなか売っていない。それ以外はクリップ式のハロゲン球だ。しかしこれは熱を持ち過ぎてちと危ない。一度床を焦がした事あるし。蝋燭の灯りも好きなのだが、やはりこれも(特に酒を呑んでいる時には)危ない。そう考えると、この照明器具は絶妙なのである。

生の根幹としての食

 環境goo の中で見つけた記事

 杉本雄・栄子さんのご夫婦は、半農半漁の鴛鴦夫婦である。上品な味わいの無添加いりこそれに三十年近くも無農薬の夏みかんやたまねぎを作っている。故郷に舞い戻った息子さんたちと、かなりの量を生産する。出会ったその日、五トン舟で漁から舞い戻った栄子さんが、水俣病で十年も寝たきりだったとは、とても信じられなかった。輝くような生命力に満ちていた。なぜ、という愚かな疑問に、彼女は答えた。
「食べもので病気になったとですから、食べもので直すとです。」

 最後の言葉を読んで、とても嬉しくなった。こんなにも希望を感じさせる言葉は滅多にお目にかかれない。短絡的な考えかも知れないが、正しい食を保っていれば、人は健常で居られるのだ。老いを止める事は出来ないのだろうが、少なくとも、十分な人生を享受する事が出来るのだ。もしかすると(飛躍した妄想だけれど)精神的疾患も食で治す事が出来るのではないだろうか、などという事まで考えてしまう。

追記2006.06.01 : 上記の記事を書いた島村菜津というライターが書いた「スローフードな日本!」という本の中にも、この夫婦や水俣の話が出てくる。その中で気になったのは「地元学」という言葉。水俣市の市役所員、吉本哲郎氏が提唱する水俣市を再生をさせる方法論(本人曰く哲学)である。自らの生きる土地(場所)を知り、その中で可能な環境サイクルを構築する事。「ないものねだりから、あるもの探し」へ。「地元」という感覚で言うと、生まれ育った故郷が私にはそれに当たる。しかしながら、生憎と故郷を離れて10年を遙かに超える。自分の立ち位置、つまり生活している場所は此処である。私が知るべきはこの土地である。「あるもの探し」という考えが、自分が写真やなんかでやっている事に近いので、何となく嬉しくなった。くるりの「 World’s end super nova 」という曲の中にこういう歌詞が在る。「同じ望みなら ここで叶えよう」いつの頃からか、この考えが染みついてしまった。

心のバランスを崩してしまった時

 取り敢えず自分の為に出来る幾つかの事柄。

  • 太陽の光を浴びる。
  • 水に触れる。
  • 身体を暖める。
  • 身体を動かす。
  • 食べる。
  • 眠る。

 どれも生きて行く上で基本的な事ばかりである。しかし、自分で自分をどうする事も出来なくなった時、振り返ると、これらの事柄の幾つかがお座なりにされている事に気付く。生活を続けて行く中で、少しずつ失ったものを意識して取り戻さねばならない。
 太陽の光を浴びる事と水に触れる事と身体を動かす事は、凝り固まった身体を解し、自分の内部に注視されていた意識を僅かでも外に向ける事が出来る。
 水に触れるのは、海や川で身体を水に浸らせても良いし、それが出来る環境でないのなら、湯船に浸かったりシャワーを浴びるのでも良い。言ってしまえば、雨に打たれるのでも良い。
 太陽の光を浴びる事と身体を動かす事は、身体を温める事にも繋がる。血流が鈍れば身体冷えていき、意識は沈滞するように思われる。食べる事や眠る事も、同じような事が言えるかも知れない。

 これらの事をする前にやる事があった。但しこれは、事がとても深刻である場合。

  • 自分の外部に、掛け替えのないものを持たない。

 人でも物事でも。既に手にしているのなら、手放す。これを手にしていると自分自身を守れない。しかしこれは取り敢えず危機を脱する為の応急処置でしかないので、恒常的な話ではない。勿論、これが全ての人に当てはまる話だとは思っていないし、もしかしたら私だけに当てはまる事なのかも知れない。

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