路上の花
この世の何に対しても拘る事が出来ないと言っていた彼女。つまりは執着出来ないという事だろうと僕は思っていた。来る者を拒まず、去る者を追わず。目の前に存在する者だけを受け容れ、その者が望むに任せる。他人の生き方にケチをつける気は毛頭無いが、自戒をも込めて敢えて言うなら、それは周囲の人を悲しませる。彼女はきっとそれを理解した上で、その生き方を選び取っていた。挙げ句には、自分が居なくなっても誰も悲しむ人など居ない、そういう状況を作ろうとしていたようにも思える。理由は知らない。考えても解らない。今となれば、彼女の望むべく末路を迎えたのかどうかだけが気がかりだ。
彼女が唯一拘っていたのは、自分の死期を知った時点で、バイクに跨り、それこそ動けなくなるまで日本中を走り回りたい。と、そう言っていた。希望は叶えられたのだろうか。
この季節。穏やかな初夏の光を浴びながら、日本の何処か海沿いの道路を、大排気量のバイクが疾走する姿を思い浮かべてみる。路肩に咲く白く小さな花。その横に横たわる彼女を思い浮かべてみる。それで彼女が心底安心出来るというのなら、構わないであげる他はないではないか。
彼女が唯一拘っていたのは、自分の死期を知った時点で、バイクに跨り、それこそ動けなくなるまで日本中を走り回りたい。と、そう言っていた。希望は叶えられたのだろうか。
この季節。穏やかな初夏の光を浴びながら、日本の何処か海沿いの道路を、大排気量のバイクが疾走する姿を思い浮かべてみる。路肩に咲く白く小さな花。その横に横たわる彼女を思い浮かべてみる。それで彼女が心底安心出来るというのなら、構わないであげる他はないではないか。
- Newer : 石との呼吸法
- Older : Gundam Shot Bar - ZION -
Comments
TrackBack
- TrackBack URL for this entry
- http://www.doggylife.org/dob/20050529.trackback
- Listed below are links to weblogs that reference
- 路上の花 from DOG ON THE BEACH
このエントリにトラックバックはありません
このトラックバックURLを使ってこの記事にトラックバックを送ることができます。
もしあなたのブログがトラックバック送信に対応していない場合にはこちらのフォームからトラックバックを送信することができます。
トラックバックは承認制ですのですぐには反映されません。










