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日本に於ける太陰太陽暦の消失

 本題に入る前に少し説明をしておく。先頃の穏やかな休日の朝に、眠気が抜けぬままの目を擦りながらパワーブックを立ち上げてメールのチェックをしていると、何やら赤い色をした一通のメールが届いており、差出人を見遣ればそれは十庵氏であった。どうやら僕は秘密結社「我等はブギー」の構成員になってしまっているらしい。しかしながら現在は自分のブログでさえまともに更新出来ていないので、どうしようかと暫し迷ったのだが結局は「ま、いーか。」で参加する事にした。各人の投稿を集約する事に拠って何かしらの広がりを持つような気もする。そう考えると少し楽しい。
 十庵氏のブログを読んでいる人と僕のそれは、若干名被ってはいるがそうではない人が多勢であるだろう。今現在二つのブログに記事を書き分ける余裕はないので、結社ブログの主旨にも該当するであろう記事を書いた場合には、ミラーサイトと同じ考えで双方のブログに投稿する事にした。とまあ、そんな感じで前説は終わり。

 ★

 この記事で十庵氏が書いている事柄に関して少し調べてみた。「旧正月」というキーワードを検索しているとこのサイトの2006年1月29日の日付の記事と、この記事を見つけた。というかこのくらいしか見つからなかった。何れの記事も「旧正月は明治維新の際に廃止された」と書いてある。
 そこで「明治維新」「大政奉還」「旧暦」「天保暦」というキーワードで探ってみた。僕が受けてきた教育では「明治維新」「大政奉還」と言われれば「政権が徳川家から天皇家に返上された」くらいの認識しかなく、その事に関する興味を一切持っていなかったが為にそれ以上の事を想像する事もなかった。しかしよくよく考えてみれば、それまでの生活に対する枠組みが一変したのであるから、人々の受けた衝撃は相当ななものであったと想像される。その改革を喜んだ人も居ただろうし、途方に暮れた人もたくさん居ただろう。国の成り立ちが変わるという事実は、人々を「もう訳が解らない状態」に追い込んで行くものなのではないだろうか。

 そんな中に旧暦は廃止され、新暦へ移行したとされる。上に記した Wikipedia の記事の中から幾つか気になる箇所を引用してみる。
 宗教的には、祭政一致の古代に復す改革であったから、1867年(慶応3年)旧暦正月17日に制定された職制には神祇を七科の筆頭に置き、3月 (旧暦)には神仏分離令が布かれた。神仏分離令により、当時の復古的機運は仏教でさえも外来の宗教という点で廃仏毀釈として弾圧される時代であった。ただし、神仏分離令の主旨は仏教の排斥ではなく、江戸時代までの神仏習合による仏教と神道の混交から両者を分離することであった。Wikipedia
 東アジアの多くの国では、グレゴリオ暦に改暦する前は中国暦またはそれをもとにした暦が使われていた。Wikipedia
 これは僕の想像でしかないが、中国から伝来した文化も宗教も等しく日本国の純化を目的に排斥されたのではないだろうか。そう考えると、なんとなーくだが、第二次世界大戦へと至る道がうっすらと見えてくるような気がする。
          

Comments

赤枕十庵 2008-03-20 Thursday 22:57
他のアジアの国々では旧暦を祝うのに日本で祝わないって何か不自然なものを感じていたのだけれど、明治維新まで調べなかったなぁ。やっぱり何か不自然というか人為的なものがある感じですね。
doggylife 2008-03-21 Friday 22:22
 調べていて思ったのは、明治維新というのは革命であったのだなあという事。流血を伴わない革命。革命と聞けばもっと血生臭い感じがするのですが、それが全く見えてこない。政治的な事は別として、人々の生活にはもっと劇的な変化が起きていたはずだと思いますが、それさえも見えてこない。その事がとても不思議に思えます。

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