I'm on your side
責任。僕には馴染みのない世界の話のようで、それでも折に触れて気にしている感覚だ。この数年来、大事に思っている人に対しては何かしらの責任を果たしたいと考えて生きてきた。しかし現実的にはそうそう出来る事ではなかった。大事に思う人は大概遠く離れているし、近くに居たはずがいつの間にか傍らから離れて行ってしまった人も居るし、逆に僕の方から離れてしまった人も居る。この人なら大事に思う事が出来るかも知れないと思っていても、それは僕が勝手に思っているだけの事で、拒否や無関心によって僕には立ち去る以外には為す術がない事もままある。その結果何も出来ない。いつも。
携帯電話の電源を切って数ヶ月が経つ。もともと電話が好きではなく携帯電話はどこか暴力的で下品だと感じているし、掛かってくる事も少ないので、そもそも要らないのではないかと思いつつも、待ち合わせの際には何かと便利だし、せめて家族からの連絡は受けたいと思って持ち続けていたのだけれど、ある日その気持ちも無くなった。僕は、まるで自分の所有物か何かのように扱われるのが本当に嫌なのだ。成人してからの長い間、そういう扱いを余り受けなくなっていたので安心して両親を思う事が出来ていたのだけれど、一体どういうつもりなのか、再び僕をコントロールしようと半ば強制的に試み始めた。
一緒に暮らしている間、あれほど嫌がって拒んでいたのに、どうしてそれを忘れてしまうのだろう。僕は昔の嫌な思い出を次々と思い出してしまい、ひどく動揺して、とうとう連絡の術を絶ってしまった。ついにやってしまったか、と思った。いつの日にかこうなる事を薄々予想していたのかも知れない。
それでも、今でも両親を大切にしたいとは思っている。ただ、どうしたらいいのかが判らない。
携帯電話の電源を切って数ヶ月が経つ。もともと電話が好きではなく携帯電話はどこか暴力的で下品だと感じているし、掛かってくる事も少ないので、そもそも要らないのではないかと思いつつも、待ち合わせの際には何かと便利だし、せめて家族からの連絡は受けたいと思って持ち続けていたのだけれど、ある日その気持ちも無くなった。僕は、まるで自分の所有物か何かのように扱われるのが本当に嫌なのだ。成人してからの長い間、そういう扱いを余り受けなくなっていたので安心して両親を思う事が出来ていたのだけれど、一体どういうつもりなのか、再び僕をコントロールしようと半ば強制的に試み始めた。
一緒に暮らしている間、あれほど嫌がって拒んでいたのに、どうしてそれを忘れてしまうのだろう。僕は昔の嫌な思い出を次々と思い出してしまい、ひどく動揺して、とうとう連絡の術を絶ってしまった。ついにやってしまったか、と思った。いつの日にかこうなる事を薄々予想していたのかも知れない。
それでも、今でも両親を大切にしたいとは思っている。ただ、どうしたらいいのかが判らない。
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