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DOG ON THE BEACH

SARSウイルスは空気感染する

 さて、こちらで纏められた記事に拠れば、SARSウィルスは空気感染するとの事。病気の怖さもさる事ながら、マスク無しでは生活出来なくなるという煩わしさも付いてきます。
 小学生の時に読んだ本の中に、未来の予想図としてのイラストが載っていて、未来では大気汚染がとうとう来るところまで来てしまって、ついには酸素マスクを被らないと生活出来なくなる。という非常に暗い気分になる絵でした。その頃には酸素は最も必要とされる物質となり、高価で売買されています。そして酸素を買う事が出来ない人は道端で酸素乞いをするのです。飼い犬と共に。コミカルな絵柄ではありましたが、小学生を暗澹たる気分に落ち込ませるには十分でした。

ハナレグミ Live at 日比谷野外音楽堂

 昨夜は少し体調を崩していたが、痛み止めとビールで誤魔化して日比谷の森へ行って来た。待望のハナレグミのライヴである。前々から観たかったハナレグミ。しかも野音でとくれば見逃す訳にはいかない。そんな感じでノコノコと行ってきた。んで、そのレビューでも書こうと思うのだが、どうにも一つの文章に纏める気力がないので、またまた箇条書きにて書いてしまおうと思う。でもよくよく考えてみると、箇条書きの方が文章の流れと関係なく書く、思いついた事を洩らさず書く事が出来るので、リポート向きな気がするなあ。
  • 開演時には未だ陽射しは明るく、心地良い風が吹いていた。客席から見ると、ステージの両側に青々とした木々がみっしりと繁っているて、青空からは小鳥の鳴き声が聞こえたりする。この季節の野音は良い。もちっと夏に近づけばもっと良いかも。
  • ステージの真ん中には、自宅から運び込んだであろうソファ。ラスタカラーのカバーがかけてある。ちょっと欲しいかも。
  • 永積の衣装(というかほぼ普段着っぽい)は、ツバ広のストローハットを被り、赤い長袖のTシャツにアロハを羽織り、8分丈の水色のパンツという出で立ち。外股で歩くので、さながら南国のジジィのようである。
  • 声のコンディションはCD音源で聴くのと変わらない。でもテンションは高め。素晴らしい。
  • 演奏者も座っていて、客も皆座っている。こういうユルい雰囲気のライヴって良いなあ。
  • 客層はやはり若い。しかも2/3は女子。中には靴を脱いで弛み切った感じで聴いている女子も。
  • 通路に座っている警備スタッフの学生と思しき、眉毛が逆八の次に繋がった背の低い少年。私の目の前のカップルがイチャつく度にじっと凝視するのはヤメロ。面白いから。
  • 永積のカバー好きは噂に聞いていましたが、昨夜も何曲もやりました。「そして僕は途方に暮れる / 大沢誉志幸 」「いかれた Baby / Fishmans 」「いちょう並木のセレナーデ / 小沢健二」「男の子と女の子 / くるり」「ダウンタウン / シュガーベイブ」その他に Bob Marley の曲(曲名は失念)と後二曲やったが、それは何か判らなかった。
  • このライヴには何人ものゲストが登場。と言っても僕に判るのはクラムボンの 原田郁子と、 Polaris のオオヤユウスケと、元 Tokyo No.1 Soulset で今は Nathalie Wise の Bikke くらい。
  • しかしもう一人、この日一番のスペシャルゲストは竹中直人。元々竹中がハナレグミのファンであるし、映画「サヨナラColor」の繋がりで本日の運びとなった模様。そう言えばライヴの冒頭で永積が竹中の物真似してたな・・・。竹中はピンク地に赤い変な模様の細身のスーツで登場。絶対何かやってくれるだろうと思っていたら、躓いて顔面から転んだまま起きあがらない。この日一番の爆笑。さすがだ。
  • 野音に来る度に思うが、この会場では立ち見席が一番居心地が良いように思う。会場全体を見渡せて楽しい。僕は途中でトイレに行ったり煙草吸ったりして、その光景を楽しんだ。
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1週間コンピュータなしで暮らそう

 8月1日から7日まで実施される「 PC-Turnoff Week 」。「TV-Turnoff Week」に倣ったものらしいが、そもそもそんな運動が起こっている事すら知らなかった。発信地は予想に違わず米国。かく言う僕も、平日の仕事中は、打ち合わせその他で外出する時以外はずっとPCの前に座っており。夜、自宅へ戻ってからもパワーブックの前に居たりする。それだけ長時間電磁波を浴び続けていれば身体に良くない事くらいは判っているが、今の仕事を辞めない限りどうしようもない。せいぜい座りっぱなしで腰に負担が掛かるのを、思い出したように立ち上がったりして減らすくらいだ。微々たる努力である。しないより良いと思ってやってるけど。

 さて、上記のサイトでの紹介記事にあるように、この運動の主な対象は子供達である。彼等は自分の欲求に正直に過ぎる為、その行動も際限無い。日本では余り聞かないが、米国の話では親が子供のPCに制限を加えるという事をよく耳にする。そういう機能もブラウザその他に搭載されていて、かなり深刻な事情である事も察せられる。ただ思うのだけれど、親が自分のPCに制限を加えていると知った子供達は、親の事をどう思うのだろう。幼い頃から制限を加えていれば気付かずに育つものなのかな。僕は子供どころか結婚すらしていないので、自分で実践する事が出来ないが、結構微妙な問題であるような気もする。

 性教育と同期するのかな。

岸田繁の声

  • 2005-04-19 火曜日
  • Category - Art
  • Tag -
 昔の話。くるりがアルバム「図鑑」をリリースし、その後シングル「春風」がやたらとヒットしている時に、渋谷公会堂でライヴがあった。僕は友人と共に会場へ足を運んだ。客層はさすがに若かったが、中には私達のような中年域の人々もちらほら。開演時間まで時間があったので、売店で「東急世田谷線Tシャツ」を買ったり、そこで騒いでいた「なりきり岸田君」を見物したりして過ごす。

 ライヴは僕の大好きな「マーチ」で始まる。ドラムがノリ切れてない。その後も(良い意味で)ダレたMCを挟みながら、演奏は淡々と進んでいく。その当時に岸田がハマっていたという、ヘヴィメタルばりのライトハンド奏法など小ネタも盛り込まれる。全体的に音は轟音で、ノイズ系の音も混じったりするのだが、何曲かは音数も少なく静かな演奏もあった。

 そんな中で僕が一番ショックを受けたのは、岸田の声の存在感だ。「ピアノガール」を電子ピアノを弾き語りながら歌う声は、一度耳から入ってしまうと、そのまま居座り続ける。違う例えで書くなら、耳以外でも聴いているような感覚になるのである。周波数の問題かなあとか考えてみるが、それ以上に思考は拡がらない。とにかく、そんな声してズルイなあと思ったまでである。似たようなスタイルで演るバンドは幾つも在るが、岸田の言葉の選び方と声の質が、フォロワーの追随を許してはいないなあ、と僕は思っている。僕にとっては唯一無二のバンドだ。

ひとり股旅スペシャル@広島市民球場 / 奥田 民生

 去年の10月30日に、広島市民球場にて行われた一人ライヴの映像。奥田がグランドに足を踏み入れて登場するところから、最後にグランドを後にするまでのノーカット編集である。セカンドベース上に設けられた小さなステージ上には奥田一人だけ。アコースティック・ギターが数本とアンプ、マイク、譜面台が四方を巡るようにセットされている。広島市民球場の収容人員は3万2000人。奥田はたった一人でその視線を受け止める。

 一人で演る事になったのは、バンドで演ると球場の騒音問題をクリア出来ないとの理由であるらしいが、結果はそれで良かったのかも知れない。観客が待ち望んでいるのは奥田の声である。アンコールで巻き起こったウェーヴは、たった一人の声を聴きたいが為に存在した。これまで数々のスポーツ競技試合での観客席で起こったウェーヴは目にしていたが、これほどまでに美しいものだとは思っていなかった。勿論それはカメラワークの違いでもあるのだけれど。

 環状に組まれた巨大なプールを波は周回し、回を重ねる毎に観客の感情を吸い上げ、高めて行く。照れながら登場した奥田の顔には、照明塔からの容赦ない量の光が降りかかる。向こう側に見える盛秋の夜空は、何もかも吸い込んで行く。

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ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた銀河崩壊寸前の現場

 ハッブル宇宙望遠鏡が捉えた、銀河NGC 1247Aの画像。音もなく崩壊する姿は美しく儚い。そして荘厳である。

Arakimentari / Travis Klose

 一つの文章に纏めるというのが出来そうにないので、箇条書きで。
  • 森山大道のドキュメンタリ映画「≒」よりはかなり出来が良い。
  • 写真家としてこれまでに出版した写真集は350冊にも上るというのは凄い。
  • 親しい人達へのインタビューというのは、正当な要素だとは思うが、彼方此方で目にしているので、個人的には要らない。
  • しかし、撮られる側の人達へのインタビューは興味深かった。
  • それでも、一様に皆誉めっ放しなのはどうだろう。荒木経惟が好きで作った映画なので仕方ないか。
  • どうせなら、中平卓馬を出せば面白かったのに・・・。それか篠山紀信。そう言えば先日、新宿の沖縄食堂「やんばる」で中平卓馬とホンマタカシを見かけたが、何故あの二人がつるんでいるのだろう。と思ったら、そう言えばこんな事やってたんだった。完全に観逃している。最近忘却の仕方が酷いので自分が心配だ。
  • よく話題に上るのは、やはり亡き妻陽子さんの事。陽子さんとの事については、これも彼方此方で読んでいるが、僕は二人の間の事を読むのが好きである。羨ましいとさえ思う。そしてこの映画の中で、臨終の床についた陽子さんの、透明なチューブを巻き付けた腕の先、力無いその手の平をしっかりと荒木氏が握った写真を見た時、僕は泣いてしまった。その写真は何度も観ているハズなのに、感情が抑えられなくなった。差し伸べられた手をしっかりと受け止め握り返す、という行為に打ち震えたのである。
  • DJ Krush の音楽は今一つ。
  • 局部にボカシの入る映画など久しぶりに観た。
  • どうせなら、モデルとなった人々をもっとたくさん出して、コラージュの様に散りばめれば良かったのに。数年前に東京都現代美術館で催された展示会の物量は、それはもの凄いものであった。それを映画でやれば良かったのになあ。
  • 気になったのは、長い間荒木氏のアシスタントをしていた野村佐紀子さんの姿が見えない。離れてしまったのだろうか。しかし青山ブックセンターで著書は見かけたので、写真を止めた訳ではなさそう。
  • エンディングで、監督であるクローゼ氏のカラオケしている姿が映される。荒木氏の写真にも、カラオケで歌っている人々の姿をよく写っているが、なかなか良い感じである。個人的にカラオケは好きではないが、その写真は好きだ。

 最後まで纏まりはないが、荒木氏の撮影している光景を見るのは楽しい。出来たらもっと観ていたい。
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