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DOG ON THE BEACH

About a boy / Chris Weitz & Paul Weitz

 High Fidelity に続いて Nick Hornby 原作の映画。父親の残した遺産(印税)の上に乗っかって、仕事や家族にまつわる全ての責任に背を向けて生きている Hugh Grant 演じる主人公が、シングル・ペアレントやその子供と接していくうちに、自分の空虚さに気づき、それを埋めようとやっきになる、という物語。実は僕、シングル・ペアレントという言葉を初めて知りました。日本ではシングル・マザーとかはよく聞くんですが、シングル・ファザーも余り聞かないし、男女を分けずに言い表す事がないような気がします。
 前半部分で、Hugh Grant が演じる主人公の軽薄さが、身につまされるようで、それでいてとても笑わせてくれます。こういう役はこの人しか思い浮かびません。

 この映画を観終わって思ったのは、家族でも夫婦でも恋人でも支えきれない何かというのは確実に存在し、それを抱えて生きている人達は、その時こそ別な「誰か」を必要としているのだろうな。それも本当に切実に。
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Asexual

 最近知りました。Asexual に関連する Web サイトでは以下のような定義付けがされているようです。
男性および女性のどちらも性愛の対象としない人、もしくは性欲がない人。
 僕自身は、淡泊に見られがちですが、異性を性対象とするヘテロです。では何故 Asexual に興味を持つのかというと、Asexual の定義を知って、昔、近くに居た女性の事を思い出したからです。その人が性的な事柄に対して不快感を持っている事には気付いていました。レズビアンではなかったと思うし、男と付き合ったりはしていましたが、彼女の言動からは性的な言葉を聞いた事は殆どなく、たまにあっても吐き捨てるような感じでした。それに、相手に対する独占欲などは全くないようで、反対に相手から独占される事を酷く嫌っていました。好きという感情は持っていても、恋愛感情は持てなかったようです。本人はそれらが受け容れられない事を悩んでいましたし、当時の僕としては理解する事が全く出来なかったので、いつも話は平行線を辿るばかりでした。

 そんな事を思い出しながら、きっと彼女のセクシャリティはこういう事だったのだろうな、と思っていたのでした。何れにしても、僕が傍らから見ていてそう思っただけで、実際のところは彼女自身にしか判らないでしょう。疎遠になってしまったので、現在の彼女の事は知りませんが、その当時にこの定義を知っていれば、彼女はもっと楽に生きていられたのかも知れません。マイノリティの定義付けは、下手をすればマジョリティからの隔離に繋がり兼ねません。しかし、その定義の御陰で少しでも自分の性(または生)を認める事に役立てば、それは良い事なのではないだろうか、と思っています。

参考サイト:Asexual-Japan
余談ですが、上記のサイトで紹介されていたこのコラムが大変面白いです。馬場秀和という方のコラムなのですが、馬場氏ご夫婦は付き合い始めから、同姓・結婚と、その間に一度も性交渉がないそうで、その事に関して書かれています。しかしながらそんな切実な事柄について書いているのに、笑えます。腹が捩れるくらいに笑えます。そしてとどのつまりはノロケています。当人は相当悩んだハズですが、幸せそうです。

妻をめとらば韓国人!? / 篠原 令

 韓国繋がりでひとつ。著者は韓国人の女性と結婚し、現在もアジアを拠点とし日本企業のコンサルティングを生業としている男性である。タイトルからすると、韓国女性とのあれやこれやを書いてあるように思える(そういう部分も勿論あるが)が、中心は韓国と日本との文化(価値観)の違いについて書かれている。韓国の人々が、子供の頃からどういう風に教えられて生きているのか、どういう価値観の社会に属して生活しているのか。そういう事を具体的な例を挙げ、日本人との比較を交えながら書いてあります。凄く判りやすい。どう判り易いかというと、物事に対する考え方がそもそも違うので、それは歳を重ねる毎に確固たるものとしてその人の中で確立されてしまう。大人になった韓国人と日本人が全く違う思考をしてしまうのは仕方がない。と、そう思えるのである。僕は海外で生活した経験が無いので、このような文書から得た情報に拠る想像でしかないのだが、各国・各地域でのそれぞれの価値観の違いというのは、余りにも(そして途方もなく)歴然としているのだろう。自分の生まれ育った環境の外で生活し続ける人は凄い。微妙にコンプレックスを持ってしまう。
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Blood-type O

 僕(と母)の母子手帳には、何故なのか知りませんが、僕の血液型が記載されていませんでした。なので実は僕、中学の時に献血するまで自分の血液型を知らなかったのです。その当時は自分の性格が母に似てると思っていたので、たぶん " B型 " だろうな、と思っていた訳です。しかしながら血液検査の結果を見れば " O型 " でした。父と同じ血液型です。「えー!何処がー?」とかなり違和感を覚えたのを記憶しています。それから暫くの間、僕は自分の血液型に微妙に納得出来ないまま過ごしておりました。しかし、やがて僕は自分の実際の血液型としぶしぶ折り合いを付ける事にしました。事実は変えられませんからね。 " 限りなくB型寄りのO型 " こんな苦し紛れの奇策で自分を納得させたのでした。いやしかし、今思えば、この折り合いの付け方自体が既に " O型 " 。

 こんな僕ですが、誰かと血液型の話題になると、ほぼ8割の確率で " A型 " だと言われたりします。理由を尋ねてもハッキリとした答えは返って来ません。しかし僕は " A型" に見えるらしいです。更に同じ確率で「姉ちゃん居るでしょ?」とか言われます。残念ながら我が家は男三兄弟で、しかも僕は長男です。出来る事なら姉が欲しかった。24歳くらいの。ついでに書いてしまえば今でも姉が欲しい。24歳くらいの。
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