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DOG ON THE BEACH

浅草サンバカーニバル雑感 2010






 そう言えば去年は行かなかった。今年は余り体調が良くなかったから、少し覗くだけにしようと思っていそいそと出掛けたのだけれど、やっぱり今回も最後まで居てしまった。背摂氏34度を超える炎天下、いろいろな方向で身体が保ちそうになかったのだけれど、なんとか保ってしまうのがよく判らない。サンバを聴いて興奮状態にあったからかな。

 打楽器隊が目の前に差し掛かり、バトゥカーダに包まれると身体を動かさずにはいられない。という人は、今年も周りに居なかった。いや、唯一人、僕の近くに居た母娘の、50代であろう母親が踊っていた。それは本当に楽しそうに。一昨年も思ったけど、この祭りに集まった人々はサンバが好きな訳ではないんだな。見せ物としてのパレードを見物に来ているだけだ。
 片やエスコーラに参加している人達のブログを読んでいると、日本中のバテリア(打楽器隊)が心待ちにしている年に一度の祭りだとかそんな事が書いてあった。この祭りを一番楽しんでいるのは彼らなのだろうな。それが証拠に、一昨年に比べ主要なエスコーラの規模が格段に大きくなっていた。祭りの方向性として、規模が大きくなる事は何となく解る。人が多ければ多いほど楽しいだろうから。

 ところで、ひとつ気付いた事がある。山車の上に乗って、派手な衣装で踊っている女性達は、どのエスコーラを観ても非常によく似たタイプの女性が乗っている。場合よったら「あれ、この人さっきも乗ってなかったっけ」などと思うくらいに似ていた。考えてみれば、何かしらの立場や力を持っていなければ山車には乗れない気がする。するとあれか、もしや彼女達は近隣の姐さん達なんじゃなかろうか。考えすぎかな。

 それと、パレードの配列はある程度決められているようだ。そしてキーとなる人がそれぞれのパートを指導している。今年はそれにも気付いた。調べてみるとこういう構成のようだ。いろいろ知っていくと楽しい。

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2008年に書いた浅草サンバカーニバルの記事。
  • Last Modified : 2010-09-08

そもそもハイレグとは何だったのか。

 1980年代中頃、ハイレグという形状の水着が流行った。現在から見ればとても変だと僕なんかは思うのだが、その当時はハイレグこそがセクシーの代名詞であった。上のリンク先にもあるように「セクシーで人目をひく・脚が長く見える・動きやすい・涼しい」とまあ、そんな理由なのだろう。しかし僕にはセクシーというのが今一つ分からなかった。そう、僕は流行っている当時から「何処となく変だな」と思っていたのだ。ハイレグは未だ良い。鋭角に切り込んだデルタラインがスリルを感じさせるのは勿論解る。しかしその傾向が過剰となりスーパーハイレグになるともう違和感が先だってセクシーでも何でもないのだ。太腿の付け根の上まで露わになった女性の大腿部は、僕にバッタの脚を思い起こさせる。
 取り敢えずこれだけ書けば僕がハイレグを好きではない事を伝える事が出来たと思う。但し競泳水着の場合はこの限りではない。あれは動きやすさ(機能性)が優先されるだろうからハイレグ以外は有り得ないと思う。実際にそれを着用して運動するにしても、鑑賞されるにしても。

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 さて、2000年を迎えると今度はローライズが流行りだした。最初こそ僕も若干の違和感を感じていたのだが、今となってはすっかり慣れてしまい、それどころかローであればローである程良い気がしている。ファスナーの長さが5cmしかないようなジーンズを穿いた女性を見かけると心の中で小躍りするくらい好きである。ハイレグの場合は無闇やたらと公明正大というか「こんなに切れ込んだわよ。どう? 好きでしょ? 申し分ないでしょ? 素晴らしいでしょ?」という感じのスポーツ感覚がどうにも白けてしまうのだが、ローライズの場合は若干の迂闊さが存在する。しかしそれとて計算し尽くした上での迂闊さなのであって、それ無しで露出されたものは「だらしなさ」でしかない。どちらかと言えば、この方が日本人のエロティシズムの感覚に近いと思う。

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 で、こういう見方ってのは理性と本能(性欲)のどちらが欲する事なのだろうか。水着や下着などの色や素材・カットなどのデザインを注視して考えるならばそれは理性だろうし、肌の露出加減や隠蔽の際どさを考えるならばそれは本能であるように思う。しかしこんな風に単純には考えられない事も一応は知っている。何も観るのは男だけとは限らないのだ。
 以前に会社を辞めた元同僚(女)二人と久しぶりに会おうとホテルのカフェで待ち合わせした時の事。彼女らがやってくるのを待つ間、本を読んでやり過ごそうとしている僕の隣の席に、背が高くとてもスタイルの良い二人の女の子が座った。二人はローライズのジーンズを穿いており、席に座る際に露出した下着が見えた。オレンジと紫のどちらもレースの下着であった。どうやらそのカフェの支配人の知り合いらしく、せっかくだから来てやったわよ的な態度の二人に、支配人自ら給仕をして何やかやと世話を焼いていた。やがて元同僚の二人が登場し、珈琲を飲みながら近況などをてんでバラバラに語りつつ午後を過ごした。隣の席の二人の女の子は気付けばいつの間にか居なくなっていた。
 そして散々喋って話題も無くなった頃、僕は場繋ぎに「さっき隣の席に女の子が二人座ってさ、その子達が物凄いローライズ穿いてんのよ。そんでついつい見たら紫とか黒のパンツが見えたんだよねー」と女性相手に喋るには少々難のある話題をうっかり喋ってしまったのだけれど、元同僚の二人は「え?どこどこ?」「隣?隣ってどっち?」と予想外の反応が返ってくる。「いや、もう居ないよ」と僕は答えたのだけれど「えええっ!何で直ぐに教えてくれないんですか!」とか言う。「え、どして? 見たかった?」と訊けば「当たり前じゃないですか!」とユニゾンで怒鳴られる。「えー・・・何で見たいの?」「女の子大好きなんですよ。可愛いじゃないですか! で、何処なんですか?」「だからもう居ないって」「えええええっ!!」因みにこの二人は結婚してるし、僕が知る限りではレズビアンでもない。そういう感覚は本当に解らない。男が思うエロティシズムとは別な感覚で、女は女を観ているのだろう。

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 僕に解ったのは「よくわからない」という事だけだった。
  • Last Modified : 2009-03-24

伏し目のボッティチェルリ



 因みにボッティチェルリがいつも伏し目がちだとかそういう話ではない。先週放映された新日曜美術館の「パリは何故芸術都市と成り得たか?」という特集を観ていると、その中で上に(全体の一部分だが)掲げたボッティチェルリの「ヴィーナスと美神」というフレスコ画が紹介された。あーこの画家の描く女の顔は好きだなあとか呑気に眺めていたら、ふいに自分がボッティチェルリの安い画集を持っている事を思いだし、書架から引っ張り出した。
 何故僕はボッティチェルリの画集を持っているのだろうか。恐らく何処かで手にしたボッティチェルリの絵を観て、今回と同じ様な感想を持ち、目当ての絵が収録されている安い画集を取り敢えず買ったのだろう。きっとそうだ。しかしその画集には「ヴィーナスと美神」は載っていない。じゃあどの絵を目当てにして買ったのかと頁を捲って探してみたところ、案外に早く、しかも確信を持って見つけ出す事が出来た。どう考えてもこれだ。



 「マニフィカトの聖母」この聖母の顔というか伏し目がちな表情にもの凄く惹かれる。そしてこの流れで更に思い出したのは、僕はそもそもこういう表情をする女が好きだったという事である。その事を久しぶりに思い出した。思い当たるフシは幾つかある。そう言えば緒川たまきも時々こういう表情を見せている気がする。いや気のせいかな。しかし一体何時からこういう好みの種が僕の中に植え付けられたのだろうか。学生の頃にはボッティチェルリには何の興味も持っていなかったはずなので、この絵が原型ではないと思う。その事についてはどうにも思い出せない。というのは嘘でしっかりと思い出した。思い出したのは良いが後悔で押し潰されそうである。気付かなければ良かったよ。まいったねどうも。

しとやかな獣 / オリガト・プラスティコ

 一昨日、新宿は紀伊国屋ホールにて " しとやかな獣 " を観てきた。未だ観てはいないが新藤兼人脚本・川島雄三監督の原作映画には興味があったし、ケラリーノ・サンドロヴィッチの黒光りのするユーモアは好きだし、テレビドラマや映画でちょくちょく見かける近藤公園という役者も気になっていた。しかし実際のところ、書くまでもない事だが、僕は緒川たまきをどうしても観たかったのである。

 実際に観る緒川たまきはやはり緒川たまきであるのだが、映像や紙面で観るよりもずっとほっそりとしていて、それ故に儚げな雰囲気も持ち合わせており、いやはや可憐である。可憐なんて言葉は生まれて初めて使ったな。しかし他に上手い言葉が思い浮かばないので取り敢えずそう書いておく。
 僕は上手側の前方の席に座っていたのだけれど、劇中何度となく僕の目の前で芝居が行われるので僕は気が気ではなかった。僕の眼球から計って4メートル弱の舞台上に緒川たまきが立っており、これは観る為の催しであるのだから凝視し放題である。はずなのだが直視するには余りにも目映く、僕は手をかざしたい気持ちを必至に堪えつつ瞬きをくり返しながら見つめていた。そんな事をしていては芝居を追う事なんて出来はしまいと思うだろうが、緒川たまきばかりを観ていると目眩がして仕方がないので、他の役者に注意を向けて気を紛らせていたので物語の進行を見逃す事はなかった。しかしその間も緒川たまきの白く細長い指が僕の脳裏から離れてくれない。そして、劇中で緒川たまきがソファに押し倒される場面が在るのだけれど、仰向けになった緒川たまきの額から鼻梁、顎先に至るまでの造形は信じ難いほどに美しかった。

 この芝居はDVD化されたりするのだろうか。しかしそうなったとしても後方から引きで撮った映像なのだろうな。それだと見えないものが色々と在る。出来得れば、僕の眼球に写った映像をそのまま記録したい。観ている間中僕は「どうしたら良いのか判らない」状態で、メディアを通さずに見せつけられる肉体の放つ光に平伏していたのである。以前にも何かの折に書いた気がするがもう一度書く。美しさとは観る物を圧倒する強大な力である。
  • Last Modified : 2009-02-09

更にしつこく、緒川たまき。

 ニコニコ動画で見つけたPV物。やはり今回も埋め込まずにリンクだけ。アカウント取得の上ご鑑賞下さい。
 以前にも YouTube で観ていたのだが見失って忘れていたのだ。それぞれに趣きは違うのだけれど、どちらの作品も緒川たまきは「夢の女」的な扱いで、それがまた良いんだよなあ。下衆な現実だけを見せつけられたって、それの一体何処が嬉しいのだ。そりゃあ勿論現実は現実として受け容れますが、それを夢のように愛せとは全く不条理不届き千万。死ね。馬鹿。死ね。現実を承知した上だからこそ夢は楽しいのだ。とかなんとか考えているうちに LaB LIFe の方が YouTube にも在るのを見つけた。以下に掲載。



 追記:つい先日アップロードされた土曜ソリトンSIDE-B。薄々は感じていたけど、緒川たまきという人は結構いらん事を言ってしまう人なのだなあ。
  • Last Modified : 2009-02-14

緒川たまき、再び。

 僕の中で緒川たまきブームが再燃。ブームったってここ数日の話だが。先日時効警察の第三話を観ていて段々とまた気になってきて Youtube その他で色々を漁ってみたのだった。前回にガセビアの動画を載せた時に2つ画像と音声がずれているものが在ったが、いつの間にかそれを修正してアップしている(2, 3 埋め込み無効の設定の為リンクのみ)人が居たり、色々観る事が出来て嬉しい。以下に羅列する。表示が遅くなるので埋め込まずリンクのみ。

文學ト云フ事 1994年にフジテレビで放映された番組
i・z 1997年頃のインタビュー番組
土曜ソリトン B-SIDE 1995〜1996年にNHKで放映された番組 物凄く90年代な雰囲気である。80年代のよりもやはりこっちの方が好きだな。80年代の雰囲気にはどうやっても乗れない。番組名には微かに覚えがあるが、当時は緒川たまきを知らないし高野寛には興味がなかったので観なかったのだろう。しかしオープニングだけではなく番組を全部観てみたいなと思って更に探したら一回分だけ在った。それはYMOの特集回であった。再生リストとして組まれていないので、youtube サイトの右側の関連動画リストに表示された続編を適宜観られたし。

 その他に、インタビュー記事などを彼方此方読み漁っていたのだが、この人の持つ趣味嗜好も何だか良いなあ。
  • Last Modified : 2009-01-15

フィギアスケート・グランプリ・ファイナル 2008

 そもそも僕はフィギアスケートに余り興味がない。スポーツなのかそれとも舞踏なのかハッキリしないところが好きになれないのだ。競技を試合と呼んだり演技と呼んだり一体何をさせたいのか。一つのプログラムの中で指定された頻度でジャンプを行う事が採点の対象となり、そのジャンプの回転数を競い合うところがスポーツたる所以なのだろうけれど、個人的には興味が持てない。それよりもそのジャンプを如何に美しく舞うか。その事の方が僕には興味がある。どうせならもっとバレエとかに近付いて行けば良いのにと僕は考えている。
 更にこの競技の放映に対しても色々と文句が有る。カメラはずっとクローズアップしたまま競技者を追い続けるので、スケーターの流麗な動きやスピード感が損なわれているような気がする。それに音楽を会場から拾わずに直接ラインで繋いで欲しい。細かな音が聴こえないではないか。しかも実況や解説が煩わしい。はっきり言って邪魔である。そしてこれは最近の傾向なのだろうけれど、総合格闘技のような変な盛り上げ方が気に入らない。一体何のつもりなのだろうか。

 で、これだけ文句を並べておいて言うのも何だが、昨日のショートプログラムを何となく観ていたら妙に気になってきて、結局今日のフリープログラムまで観てしまった。気に入らない部分は相変わらず気に入らないままなのだが、良いところだって在った。取り分け良かったのはキム・ヨナ選手。スポーツだから選手。
 音楽との親和性が一番高く、しなやかな肢体がとても美しく、スポーツという観点から観れば無駄に情熱的な演技にとても色が在る。彼女は優れた運動家であり舞踏家なのであろう。



 上の動画、最初は日本で放映されたものを載せていたのだけれど、削除されてしまったので韓国で放映された映像に差し替えた。実況の雰囲気もカメラアングルも随分と違うものである。

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 そして実況や歓声を邪魔だと考える人はやはり居るようで、下記のような動画を見つけた。ミスの無い優れた演技の映像に音を重ねている。素晴らしい。

Yu-Na Kim " Scheherezade "


Yu-na Kim " Danse Macabre "
  • Last Modified : 2008-12-30
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