DOG ON THE BEACH
The tears of a clown
- 2006-07-13
- Category - Art
- Tag - music / literature
忌野清志郎が喉頭癌で入院した。彼の歌声をもう一度聴く事は出来るのだろうか。
昔、中森明夫が書いた東京トンガリキッズという本を読んだ。アマゾンのレビューを読んでいたら、それはもう16年前の事らしい。ちょうどその頃「世の中というのは、思っていたより病んだ人間ばかりなんだな。」という事を思い始めた頃だ。
その中に、RCサクセションをモデルにしていると思われるバンドを愛して止まない高校生の少年の話(かなりうろ覚えだが)がある。僕はその短編が凄く好きだった。関東圏の地方に住むその少年は、毎日が退屈で面白くなく、そのバンドの曲をウォークマンで聴くのを楽しみに生きているような状態だった。そして待ちに待ったある日、その少年が長い時間電車に揺られ、東京へそのバンドのライヴを観に行くという話。
その話の中で、バンドは少年に取って余りに遠く、目映く光り輝く存在として描かれている。その存在にどうにかやって近づき、手を伸ばそうとする少年。その後ろ姿は直視するのが憚られる。
かつて同じ背中を持っていた少年達は、15年後の今どうしているだろうか。王様の放つ光は衰え、病に冒されている。
昔、中森明夫が書いた東京トンガリキッズという本を読んだ。アマゾンのレビューを読んでいたら、それはもう16年前の事らしい。ちょうどその頃「世の中というのは、思っていたより病んだ人間ばかりなんだな。」という事を思い始めた頃だ。
その中に、RCサクセションをモデルにしていると思われるバンドを愛して止まない高校生の少年の話(かなりうろ覚えだが)がある。僕はその短編が凄く好きだった。関東圏の地方に住むその少年は、毎日が退屈で面白くなく、そのバンドの曲をウォークマンで聴くのを楽しみに生きているような状態だった。そして待ちに待ったある日、その少年が長い時間電車に揺られ、東京へそのバンドのライヴを観に行くという話。
その話の中で、バンドは少年に取って余りに遠く、目映く光り輝く存在として描かれている。その存在にどうにかやって近づき、手を伸ばそうとする少年。その後ろ姿は直視するのが憚られる。
かつて同じ背中を持っていた少年達は、15年後の今どうしているだろうか。王様の放つ光は衰え、病に冒されている。
Nikki / くるり
- 2005-11-27
- Category - Art
- Tag - music / literature
待ちに待った新譜。今日繰り返し聴いてみて思った事。岸田君は(僕は基本的にくるりは岸田繁のワンマンバンドだと思っている。本人は否定するだろうけど。)すっかり苛立ちが成りを潜め、皮肉が少なくなったなあ、と思う。岸田繁という名の一人の男の成長が、正確に伝わってくる。それが音楽の本質かどうかという議論は置いておく。僕はそういう人間の成長を見て取れるというのが好きなのだ。リアルタイムで聴いていた訳ではないが、The Beatles や The Rolling Stones を聴いていてもそれを感じ、あたかも冗談のように長い長編小説を読んでいるような感覚がある。椎名林檎も同じ。言ってみれば文学に近い。それに歌詞も随分変わって来た気がする。これまでは、演奏と歌詞は独立しているような印象であったが、このアルバムでは両方が同時に聴かれなければ、伝わって来ないような気がする。新譜が出る度に、その変化にすぐに馴れる事が出来ないが、後々、結局全てのアルバムを好きになってしまう。何時までも聴き続けていたいバンドである。
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