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DOG ON THE BEACH

はぐれメタル魔神斬り@日本武道館 / くるり

 くるりのライヴは、2000年の 2nd アルバム「図鑑」のツアー「世田谷線旧型車輌を残そうキャンペーン」の一環で、渋谷公会堂で観た時以来だ。当時はツアーメンバーも三人きりで、ぎりぎり目一杯の演奏であったが、今回は5人。勿論曲目も違うが、以前とは違う落ち着きを感じた。演奏スタイルはさほど変わってはいなかったのだが、より流麗になった気がする。
 アルバム「NIKKI」について書いた時、僕はくるりは岸田繁のワンマンバンドだと書いたが、ライヴを観るとその考えが覆されるような思いだ。あの5人が揃わなければ、あの演奏は実現出来なかっただろう。5人きっちり揃った上でのロックンロール・バンドだった。ロックンロール・バンドだなんて書くと、酷く時代錯誤な印象も受けるが、本当にそんな感じだったのだ。
 一応、何処からか拾ってきたセットリストを書いて置こう。まあ、誰かしら書いているものだ。
  • お祭わっしょい( 6th Album -Nikki- )
  • Ring Ring Ring !( 6th Album -Nikki- )
  • Long tall sally( 6th Album -Nikki- )
  • Superstar( 6th Album -Nikki- )
  • Bus to Finsbury( 6th Album -Nikki- )
  • Morning Paper( 5th Album -Antenna- )
  • Baby, I Love You( 6th Album -Nikki-
  • Army( 4th Album -The world is mine- )
  • Tonight is the night( 6th Album -Nikki- )
  • Birthday( 6th Album -Nikki- )
  • ハイウェイ( Soundtrack -ジョゼと虎と魚達-)
  • ばらの花( 3rd Album -Team Rock- )
  • 虹( 1st Album -さよならストレンジャー- )
  • 青い空( 2nd Album -図鑑- )
  • 水中モーター( 4th Album -The world is mine- )
  • ワンダーフォーゲル( 3rd Album -Team Rock- )
  • ( It's Only ) R'n R Workshop !( 6th Album -Nikki- )
    【 Encore 】
  • 赤い電車( 6th Album -Nikki- )
  • 尼崎の魚( 1st Single B-side )
  • 東京( 1st Album -さよならストレンジャー- )
  • 街( 2nd Album -図鑑- )
 「Superstar」はアルバムで聴いている時からライヴ向きな曲だなあ、と思っていたのだが、やはり良かった。ギター一本のイントロ医から満を持したようにバンドが動き出すのが格好良い。「Baby, I Love You」は、今のアルバムだと一番キャッチーだと思っていたので、みんなで合唱するようなベタな盛り上がりをするのかと思っていたら、バンドの演奏もあっさりしていたし、客の反応もそんな感じであった。「ハイウェイ」「ばらの花」「青い空」を聴けたのが嬉しかった。「赤い電車」はライヴでは演らないだろうと思っていたら、しっかりとバンドで演奏した。「尼崎の魚」この曲は唯一聴いた事がなかった。などなど。

 非常に個人的な事を書くと、僕は日本武道館で「東京」を聴くのを楽しみにしていたのだ。念願が叶って嬉しい。そして何より、ラストに「街」である。びっくりだ。ヴォーカルで始まる曲だが、岸田繁が歌い出した途端、不覚にも泣き出しそうになってしまった。声は裏返り、酷く掠れているにも関わらず、岸田繁は更に声を張り上げる。気が付けば僕も一緒に声を張り上げていた。何度目かのサビのフレーズで、掠れていた岸田繁の声がくぐもりを見せ、次の瞬間突き抜けた。
 すっかり落ち着いたと思ってたら、今でもこんな曲が歌いたかったんだ。何だかとても嬉しい。

石との呼吸法

 晴れた休日の午後。僕は友人二人に誘われ、北青山に在る貸しスペースで飲む事になった。その場所は個室で区切られている訳ではなく、扉の無い続き部屋を、スペース単位で貸し出すシステムだ。スタッフに案内され、我々は10mほどの大きな一枚岩の低いテーブルの一角に陣取った。既に二組のグループが同じテーブルを使用して寛いでいた。この店は飲食は提供しない。飲食は客が自分で持ち込む。無論食器も無いから、それも客が持参する。店側が提供するのは空間だけである。
 この店舗は外装は勿論の事、内装も石に覆われている。前述の低いテーブルを始め、床・壁・天井に至るまで天然石だ。磨きなどの仕上は施してはあるが、着色はしていない。ただ、どちらかと言えば温かみのある色や質感の石を選んではいるようだ。窓は一つも無い。空間が縦にも横にも広いので閉塞感は少ないが、何とも不思議な気分になる。室内は天井に埋め込まれた照明に照らされ、結構明るい。美術館で使われているような質感の光だ。音楽は流れておらず、室内に反響する客の話し声や笑い声が聞こえてくるのみ。

 我々は、持ち込んだ韓国料理のデリを平らげながらビールをしこたまに飲んでいた。何を話していたのかさっぱり思い出せないが、適当な話をしながら適当な時間を過ごしていた。他の客を見ていても、だいたい同じように過ごしていたように思う。因みに此処には椅子は無いので、みな石の床に直に座るか、座布団ようなモノを持ち込んでそれに胡座をかいて座っていた。

 僕は次第にその場に飽きてきて、話し込んでいる他の二人を残して店の外に出た。

 店は公園に隣接していたので、僕は其処へ足を踏み入れた。舗道というようなモノがなく、雑木林と僅かな丘陵が在るだけの公園。人気も殆ど無い。僕にとってはその方が好都合で、気分良く散策に没頭出来た。すると、公園の端にコンクリート打ちっ放しの低い建物が現れた。人気はないが、中央に玄関らしきガラスの両扉と、左側にこれもガラスの片扉があった。玄関の奥は薄暗く廊下が続いているだけで何も無さそうだったが、左側の扉の奥には太陽光に近い色の照明に照らされた、棺くらいの大きさの石で出来た箱が何十も並んでいた。恐る恐る僕は中に入ってみた。
 四方の壁は白く、突き当たりにはオレンジ色のフィルムが貼られたガラスのパーテーションが立ち、向こう側へ廊下が続いているようだった。人の気配は無い。外からも見えた石の棺は、上面を分厚い擦りガラスでシールドしてあった。朧気に人間の顔の輪郭が見える。隅の方に僅かに結露しているのを見る限り、中に居る人間は呼吸をしているようだ。その時、表で人の気配がしたので、僕は慌てて外に出た。

 ★

 実はこの話、僕が先々週の土曜日の朝見た夢である。夢など滅多に見ないし、細部が妙にリアルで不思議な映像だったので、今になっても未だ覚えている。暫く前に読んだ小川洋子の「六角形の小部屋」という短編を思い出した。その小説の中では、公園の中に在る今は使われていない社宅の一室に設置された、木製の六角形の小部屋に、自らが望み小部屋を探し当てた客達が僅かな賃金を払って、一人だけ小部屋に入り語って帰って行くという話だった。僕が夢の中で見た石製の棺に横たわる人々に、小部屋で語る人々と同じような印象を持った。語るのとは違い、封印された空間の中で眠り、呼吸するだけではあるが。昔、友人が屋久島に渡り、屋久杉の原生林に分け入った時の話を聞いた事がある。五人がかりでないと腕を回せない程に太い杉の幹に抱き付いていると、とても心が落ち着くのだそうだ。いつまでもそうしていたいとさえ思ったらしい。もしかしたら、石にも同じような力というか作用があるのではないだろうか。あくまで想像に過ぎないが。

 この夢には少しだけ続きがある。外へ出ると作業服を着込んだ数人の男女が、建物の前に無造作に積み上げられた様々な石を運んだり、石鑿を使って加工したりしていた。その光景をぼーっと眺めていた僕に、一人の青年がチラシを手渡した。綺麗にカラープリントされたそのチラシには「石との親和性を高める研究会」とタイトルが記してあった。

Gundam Shot Bar - ZION -

 以前から噂いは聞いていたが、これまでに行ったという人にお目に掛かった事がなかったし、ほぼ忘れかけていたのだが、仙台にはガンダム・ショット・バーが在るそうだ。メニューもそのサイトでご覧の通り。「ビグザム出撃後の肉団子」や「マクベのもやし炒め」など、口元を歪めずにはいられないセンス。少年期をファースト・ガンダムを観て過ごした者としては、一度は足を運ばずにはいられまい。上記のサイトにバーの住所その他が紹介されている。

ハナレグミ Live at 日比谷野外音楽堂

 昨夜は少し体調を崩していたが、痛み止めとビールで誤魔化して日比谷の森へ行って来た。待望のハナレグミのライヴである。前々から観たかったハナレグミ。しかも野音でとくれば見逃す訳にはいかない。そんな感じでノコノコと行ってきた。んで、そのレビューでも書こうと思うのだが、どうにも一つの文章に纏める気力がないので、またまた箇条書きにて書いてしまおうと思う。でもよくよく考えてみると、箇条書きの方が文章の流れと関係なく書く、思いついた事を洩らさず書く事が出来るので、リポート向きな気がするなあ。
  • 開演時には未だ陽射しは明るく、心地良い風が吹いていた。客席から見ると、ステージの両側に青々とした木々がみっしりと繁っているて、青空からは小鳥の鳴き声が聞こえたりする。この季節の野音は良い。もちっと夏に近づけばもっと良いかも。
  • ステージの真ん中には、自宅から運び込んだであろうソファ。ラスタカラーのカバーがかけてある。ちょっと欲しいかも。
  • 永積の衣装(というかほぼ普段着っぽい)は、ツバ広のストローハットを被り、赤い長袖のTシャツにアロハを羽織り、8分丈の水色のパンツという出で立ち。外股で歩くので、さながら南国のジジィのようである。
  • 声のコンディションはCD音源で聴くのと変わらない。でもテンションは高め。素晴らしい。
  • 演奏者も座っていて、客も皆座っている。こういうユルい雰囲気のライヴって良いなあ。
  • 客層はやはり若い。しかも2/3は女子。中には靴を脱いで弛み切った感じで聴いている女子も。
  • 通路に座っている警備スタッフの学生と思しき、眉毛が逆八の次に繋がった背の低い少年。私の目の前のカップルがイチャつく度にじっと凝視するのはヤメロ。面白いから。
  • 永積のカバー好きは噂に聞いていましたが、昨夜も何曲もやりました。「そして僕は途方に暮れる / 大沢誉志幸 」「いかれた Baby / Fishmans 」「いちょう並木のセレナーデ / 小沢健二」「男の子と女の子 / くるり」「ダウンタウン / シュガーベイブ」その他に Bob Marley の曲(曲名は失念)と後二曲やったが、それは何か判らなかった。
  • このライヴには何人ものゲストが登場。と言っても僕に判るのはクラムボンの 原田郁子と、 Polaris のオオヤユウスケと、元 Tokyo No.1 Soulset で今は Nathalie Wise の Bikke くらい。
  • しかしもう一人、この日一番のスペシャルゲストは竹中直人。元々竹中がハナレグミのファンであるし、映画「サヨナラColor」の繋がりで本日の運びとなった模様。そう言えばライヴの冒頭で永積が竹中の物真似してたな・・・。竹中はピンク地に赤い変な模様の細身のスーツで登場。絶対何かやってくれるだろうと思っていたら、躓いて顔面から転んだまま起きあがらない。この日一番の爆笑。さすがだ。
  • 野音に来る度に思うが、この会場では立ち見席が一番居心地が良いように思う。会場全体を見渡せて楽しい。僕は途中でトイレに行ったり煙草吸ったりして、その光景を楽しんだ。
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