山々は青に染まりし卯月寺 もう一花と八重桜
蒼き夜見れば木々の影法師 天狼座して我を守らふ
思い出は満ちる間際に薄まりて 秋に降り立ち雨に流るる
秋雨に濡れる稲荷の赤い布 いつかの年に見たよな景色
朝焼けの残る雲間に目を遣りて 手元の活字しばし忘るる
秋の日の高き雲間に戯れば 何処の太鼓とどろきわたる
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