DOG ON THE BEACH

A season passes. A castle can be seen. Where is a soul without a wound ?

Month: March 2007 (page 1 of 2)

詠歌

花はいま春に春めく春のいろ 乞いし願いし桜の君よ

消えていく町の綻び

hobby_20070325a 左に掲げた写真、その光景はもう見る事は出来ない。去年に紫陽花に溢れた庭を持つ家が取り壊された記事(前のドメインで書いていたのでもう無いが)を書いたが、その向かいに在る家の一角である。或る休日の朝、朝食用のパンを買いに出た際にこの一角の前を通ったら、それまで在った室外機や消化器や石や紫陽花が撤去され、敷地境界線らしき白線が引かれていた。そしてそれから二月もしないうちにその古い家は取り壊されたのである。
 僕はこういった、自分の気に入った一角や道や庭を自分の住む町に幾つも持っている。しかし、今年になってそれらが古いものから順に取り壊されていっているのだ。さすがに道までは無くならないが、寂しいものである。

 何故こんなにも残念に思うのか、前々から考えているのだよく解らない。自分が生まれ育った頃に見た家屋の造形に似ていると言えばそうなのだが、例えば玄関や軒先に鉢植えが並んでいるというのは見た事はない気がする。田舎なので家と家の間は離れており、東京の下町のように密集してはいないのだ。何もかもがもっと間延びした感じの空間である。だからそういう空間造形に対する感傷ではないような気がするのだが、もしかしたらもっと比喩的な、凝縮された感傷であるのかも知れない。

本郷館

hobby_20070318a 未見であった本郷館が4月に取り壊されると聞いたので行ってきた。現地に着いた時には、僕と同じように取り壊しの話を聞きつけたのであろう人が数人既に写真を撮っていた。実際に目の前にするとその建物の巨大さに圧倒された。板張りの外壁がそびえ立つ様は城を思わせる。狭い路地を歩いていたら突然巨大な木造建築物が目の前に現れるというアプローチにも異様さを感じるし、その事に感動さえ覚える。まるで時空をねじ曲げられたようだ。

 上記の Wikipedia もそうだが、彼方此方で見かける本郷館の姿は正面玄関側から撮影した写真ばかりで、僕もその印象しか持っていなかった。しかしこの建物の周囲を歩き回ってみるとその様相は様々で、見ていて飽きない。たくさん写真を撮ったはずなのだが、どうやらフィルム・カメラでばかり撮っていたらしく、デジタル・カメラで撮ったのはほんの数枚だった。フィルム・カメラのレンズは50mm、デジタル・カメラのレンズは28mm。近づいて撮るには28mmでも画角が全然足りなかった。せめて21mmは要るなあ。

 余談だが、本郷館を紹介している頁では何処も本郷6丁目という事までしか記載していない。恐らく住人へ配慮であると思う。つまり無遠慮に見物に来たり写真を撮るなという事だろうな。入口には関係者以外の立ち入りを禁じる注意書きがあるし、その日の撮影者が多かったせいか、窓や玄関から外の様子を伺う住人の姿が見受けられた。まあ、迷惑には違いない。

眼球旅行

 思うに、僕は満月の頃には元気だし、新月の頃には弱っているような気がする。
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 先週ひいた風邪を平日は投薬で誤魔化して仕事をする。そして明けた週末には投薬を止める為、再び症状が出てくる。今日は昼頃に目を覚まし、それからもずっと寝ていた。好い加減にそうしている事に飽きたら、起き上がって洗濯をする。そしてまた横になる。いつの間にか眠ってしまっていて、目を覚ますと今度を洗濯物を干す。
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 先々週の事だろうか、新宿線に乗っていると、隣の扉付近に立っている若い男の子がいたのだが、耳にイヤフォンを突っ込み音楽を聴いているようで頭が小刻みに揺れている。
 僕は本を読んでおり、暫く活字に集中していて次に目を上げた時には、男の子の身体は左右に揺れていた。そのまま見ていると、直に彼は手振りを加えるようになって、終いには腰から下が動いていない事を除けば、普通に踊っていた。
 面白い。面白いが段々動きが激しくなってきている。誰か止めた方が良いのではないだろうかと思い始めた頃に新宿三丁目に着いたので、僕は電車を降りた。
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 その時ではなかったと思うが、JR新宿駅東口辺りを歩いていた時の事。派出所の横でうら若き男女が顔と顔を10cmくらいまで近づけて対峙していた。喧嘩でもしているのだろうか、双方とも真剣な面持ちであった。こういうのは珍しい。僕が見かける男女の喧嘩と言えば、女の方が攻め続け、男の方が顔を真っ赤にしながら堪えているという図だ。
 僕はこういう光景を写真に撮りたいといつも思っているのだけれど、望遠レンズで撮るとかしないとエラい事になりそうなのでいつも諦める。
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 そうだ。先週はロフト・プラスワンで開催された「工場ナイト」に参加したのだった。工場・コンビナートの写真を観て萌えるというイヴェント。最中に紹介されたベッヒャーの溶鉱炉の写真集が欲しくなった。
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 4/14から始まる「帰ってきた時効警察」の為に予習。と言いながら既に二回目を観ている。何故飽きないのだろうか、不思議だ。昨夜の特命係長只野仁終了後に番宣が流れた。楽しみである。
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 最近、色事に対する興味が薄れてきているような気がする。そしてその事に恐れを抱いている。40を間近に控えたせいだろうか。もっと積極的になった方が良いのかも知れない。

詠歌

まち濡れる春の陽だまり人のいろ ひらりはためく桃の花ひら

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