DOG ON THE BEACH

A season passes. A castle can be seen. Where is a soul without a wound ?

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 日本でも有数の個人コレクターは、医師の高橋龍太郎先生です。高橋先生は、若い日本人アーティストの作品を積極的にコレクションしています。神楽坂と白金台にビューイングルームを設けて、一般にも公開しています。
 宮津大輔さんは僕と同世代の方で、普段は IT 系の企業にお勤めの会社員です。コレクション自体とてもユニークですが、宮津さんの最大のコレクションと言うべきなのは、アート作品で家を建ててしまったことでしょう。
 設計、庭、家具、照明など、家全体をさまざまなアーティストに依頼して、コミッションワークで建てるというプロジェクト。つまり家そのものが現代アートの結集です。完成した家でも楽しんでいらっしゃると思いますが、宮津さんにとっては、アーティストと話し合って家を建てる過程、その時間と経験が、何より意味のあるコレクションだったと聞きます。
 アートをコレクションしている人たちは、まずその作品で自分が楽しめること、楽しむ力があることが、何よりも大事なのです。

小山登美夫著『現代アートビジネス』アスキー新書 2008年 p.172

 バーゼル以外に僕が参加している海外のアートフェアは、ロンドンの「フリーズ・アートフェア」とニューヨークの「アーモリーショー」、そして今一番ホットと言われている「アートバーゼル・マイアミ・ビーチ」です。それに先ほどのバーゼルを加えた四つが、現在、国際的なアートフェアの中核を担っています。

小山登美夫著『現代アートビジネス』アスキー新書 2008年 pp.164-165

 僕たちの世代では、逆にジャンルへのこだわりがそれほどありません。実際、日本のアートマーケットを広く見渡せば、陶芸、洋画、日本画といろいろなジャンルがあります。現代アートのマーケットは規模も小さいですが、これらすべての美術品をひっくるめて考えれば、巨大なマーケットが見えてきます。

(中略)

 ただし、買い手側、つまりコレクターの側から考えるとマーケットは確実に異なります。求めているものが違うからです。
 美術のジャンルは、定義自体よりも、コレクターの趣向やそれによって形成されるマーケットによって分けられると言えるのではないでしょうか。

小山登美夫著『現代アートビジネス』アスキー新書 2008年 pp.155-156

 近年、見逃せない成長を遂げているのがアートのネット販売です。
 ギャラリーに足を運ぶ時間がない、近くにギャラリーがないという顧客の要望に応えるツールとしては最適なのでしょう。僕もアドバイザーとして協力している「タグボート」というアートのネット販売サイトでは、開設から四年で利用者がなんと二十倍にも増えたそうです。

 (中略)

 売れ筋は、ウォーホル、村上隆、奈良美智、ジュリアン・オピー、バスキア、キース・ヘリングといったブランド力のある顔ぶれです。なかでも価格が手頃な版画が圧倒的に人気だそうです。ネットの場合、モニター上の画像を頼りに購入を決めるので、既視感のあるイメージや、マチエールが少ない版画は相性がいいのかもしれません。

小山登美夫著『現代アートビジネス』アスキー新書 2008年 pp.148-149

 アートファンドは、不動産、貴金属、国債などへの投資と同様に、アートを対象に投資する金融商品です。基本的な仕組みは、投資家は出資し、ファンド運用会社やファンドマネージャーがその資金を運用し、得られた利益は投資家に配当されます。
 単純に言えば、値が上がりそうな有望な作品を購入し、売却したときに生じる差益を配当するシステムです。また、直接、アーティストに対して制作資金を投資して、その売却益を得るという方法もあります。(和田)

小山登美夫著『現代アートビジネス』アスキー新書 2008年 p.140

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