もの凄く久しぶりに休日に外出。通常ならば余り行きたくない渋谷へ。取り敢えずロゴス・ギャラリーで Cocco の絵本原画展を観る。狭いギャラリーには大勢の人々。プリマグラフィは最初に10万5千円の値段が見えてしまい、急速に興味を失う。原画自体は良かった。夜を描いたモノより、暖色で塗り固められた昼間の絵が良かった。昔、弟がクレパスで描いていた絵を思い出す。絵本を買おうかと思ったが、レジには長蛇の列が。面倒なので買わない事にした。
 それから「誰も知らない」を観ようと Chine Amuse へ。チケットを買い求めたが、上映は1時間30分後なので暫く街を彷徨く事にする。相変わらずこの街には変なのが多い。青い猫とオレンジの熊の着ぐるみを着た女の子二人と擦れ違う。黒く陽に灼け、銀髪だ。目尻には星とハートの涙が描かれている。身体のデカい黒人の客引き5人。道行く B ボーイの肩に腕を回しながら勧誘。中学生くらいの白人同士のカップル。この世に不幸など無いかのように見える。20歳前後の白人の女性と50がらみの東洋人の男性のカップルが腕を組んで歩いている。思わず土下座してしまいそうな程の美形の中国人女性。何故か判子屋に入って行った。7人が7人、全員丸坊主の日本人中学生の男の子達。結構可愛いヤツラである。脚が滅茶苦茶キレイな、オレンジ色のユニフォームを着た au のキャンギャル達。目が虚ろなのが怖い。街頭のモニタヴィジョンで奥田民生の「何と言う」の PV を観る。民生かっけー。外の世界って、なんてエキサイティングなんだ!

 話が本題とは全然違うので戻す。僕は30分前には映画館の戻ったが、15分くらい前になると、ロビーが満員になるほどの盛況ぶり。内容を書くのは控えるが、感想と言っても・・・何も書けない。今もなお、非常に複雑な気分にさせられるからだ。このモヤモヤっとして消えてくれない感覚を一体どうしたら良いのか分からないでいる。書ける事と言えば、主人公役の柳楽優弥が非常に美しい。特に目が。こいつは男にも女にもモテるだろうな、という感じで美しい。子供達が生活し、遊んでいる光景ばかりの映像なのに、何故こうも惹きつけられるのか。なんだか色々と考えてしまいます。憂さ晴らしにタワレコで CD をバカ買いしましたが、全然気分は晴れてくれません。どうしたものか。うーん・・・。
 一つ気になったのが、この映画のモチーフとなった事件。調べてみるとサイトが在った。1988年に起きた、巣鴨での子供置き去り事件である。大凡のネタバレでもあるし、結構悲惨な事件内容であるので、今そういうの読んでも平気だと思われる方のみ読んでください。他の事件についての記述も在ります。
 そうそう、オレ days のオレさんがロケ地へ行ってみたそうです。んで、その行き方

誰も知らない Nobody Knows の Official Site是枝裕和監督についてのサイトスティール担当の川内倫子のサイト