既に故人である巨漢のハワイアンの美しい歌声。Over the rainbow のカヴァーだと言えばそうなのだが、全く別の曲として聴いている。天上へ届けとばかりに滑らかに歌い上げるこの歌唱法はハワイアン独特のものなのだろうか。Hapaもそんな感じであったが。巨体から奏でられる歌声は南国にあっても乾いていて、その情感が得も言われぬ慈しみを感じさせる。

 因みに原曲の、1939年に公開されたオズの魔法使いの劇中でのJudy Garland の歌はこちら。

 最早別な楽曲だ。個人的な事を書くならば、イズラエルの歌の方がずっとずっと好きである。